
普通の退職方法なんてうちの会社だと絶対無理。。。ブラック企業ならではの退職方法が知りたいです。
こんにちは、ジリです。今回はこちらのお悩みに回答していきます。
記事を読んで得られること
通常の退職方法では辞めることができない人向けに、ブラック企業ならではの退職方法や注意点すべきポイントがわかります



私は過去にブラック企業で退職を試みた結果、会社から訴訟を起こされかけた経験があります。
退職トラブルの経験を踏まえて、退職したいけど中々辞めることができない人向けに対応方法を伝授します。
結論から話すと、ブラック企業で退職する際のポイントは下記3点です。
- 「退職願」ではなく「退職届」を提出する
- 余計なことは言わずに「家庭の都合」として退職する
- 直接言うのが難しい場合は弁護士運営の退職代行を使う
退職報告で揉める可能性が少しでもあれば、ぜひ参考にしてください。



プロフィール:あずきん
・超絶ブラック企業に約4年間勤務
・退職トラブル経験者
・自身の退職失敗経験を活かしてストレスフリーな退職方法を発信中
一般的な退職方法


まず大前提としてどんな企業であっても会社員はいつでも退職することができます。
会社側に退職を拒否する権利はありません。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元: 民法第627条第1項



いくら会社が拒否しても、意思表示した時点で退職できます。
一般的な退職方法は下記流れになります。
法律的にはどんな企業であろうが退職届を出せば退職は可能です。
ブラック企業を辞めたい人向けの退職ポイント3選





うちは普通じゃないからきっと辞められない。。。
ブラック企業を辞める時のポイントは3つあります。
- 「退職願」ではなく「退職届」を提出する
- 余計なことは言わずに「家庭の都合」として退職する
- 弁護士運営の退職代行を使う
「退職願」ではなく「退職届」を出す
退職願と退職届は明確に違います。
退職願と退職届の違い
退職願:会社に対して退職したいと伺うもの。会社の承諾が必要となる。
退職届:会社に対して退職意思を明確に示すもの。
つまり退職届を提出した時点で、会社が拒否しても退職の意思は示されます。
「退職届を受け取らない」は法的には無意味です。



もし受け取らなかったり、その場で捨てられた場合は内容証明郵便で送るか退職代行サービスを利用しましょう。
余計なことは言わずに「家庭の都合」として退職する
深く聞かれても具体的に回答しない
どんな事情であっても、会社側はあなたがいなくなると困るため何を言っても反論してきます。
言いづらそうに「あまり深くは言えません。。」という感じでそれ以上詮索するな空気を出し、不用意な発言は避けましょう。



私は真面目に退職理由を伝えたところ罵詈雑言を受けて、ただただ嫌な思いになりました。。
ブラック企業やワンマン社長相手の退職理由は、【必読】これだけは言うな!ワンマン社長に言う退職理由。間違えると大変なことになります。で詳しく解説しています。
転職先が決まってても絶対に伝えない


次は決まってるのか?どこに行くんだ?
この質問に回答する必要はありません。
退職後のことを真面目に伝えても何のメリットもありません。



ブラック企業が転職先に電話をかけて内定を取り消した事例があります
しつこく聞かれても「これ以上は言えません」「実家に帰ります」以上のことは言わないようにしましょう。
弁護士法人運営の退職代行サービスを利用する


そもそも退職報告で揉める可能性があるなら退職代行を使いましょう。
退職代行サービスとは、労働者に代わって、会社へ退職意向を連絡するサービスです。
退職代行であれば直接退職報告せずに、辞めたいと思った日から会社へ行かなくてすみます。
退職代行のメリット、デメリット
メリット
・直接報告せずに会社を辞められる
・ほぼ確実に退職ができる
・損害賠償請求等の訴訟トラブルにも対応してくれる(弁護士法人運営のみ)
デメリット
・費用がかかる
・民間運営の場合、企業との交渉(有給消化等)に対応できない場合がある



費用はかかるけど、ストレス無く辞めることができます
退職代行を利用したい人は近年増えています。


また、退職代行を利用する場合は「弁護士法人が運営」する退職代行をおすすめします。
弁護士法人運営の退職代行をおすすめする理由
ブラック企業だと、民間企業運営の退職代行に応じない場合があります。
- 退職日の調整等の退職交渉に応じない
- 損害賠償請求等の訴訟を起こしてくる



せっかく退職代行を依頼したのに、民間だと対応できない場合があるんですね。。



そのためトラブルにも対応してもらえる、弁護士法人運営の退職代行サービスをおすすめします。
「退職できないかもしれない」といった不安感は少しでも低い方がいいですよね。
弁護士法人運営の退職代行サービスメリット、デメリット
メリット
民間企業よりもサービス範囲がよりも広い
残業代の請求も可能(別途費用)
デメリット
費用が民間企業運営と比較して高い(+2~3万円ほど)
費用が高くてもほぼ確実に退職できる弁護士法人がおすすめです。
面談不要で即日対応してくれる
ブラック企業を辞めるときに注意すべきこと


ブラック企業は辞める前も、辞める時も、辞めた後も注意すべきことがあります。
退職報告をしても会社側が拒否する場合を考える



いくらうちの上司でもそんなことしないと信じたい。。



信じたいですよね。ただ私もそう信じて退職報告したら見事に拒否されたことがあります。
勇気を振り絞って退職を伝えたのに、退職拒否をされた時のストレスは日頃のストレスの何倍も辛いです。
相手が何を言ってくるかシミュレーションをしておきましょう。
退職拒否の際によく言われるフレーズ
- 辞めるなんて認めない。
- 辞めてもいいけど次が決まってからね
- 半年後ならいいよ(半年後に話してもまた延長される)
- 今の仕事放り投げて逃げるのか?
- 今まで育ててやった恩を仇で返すんだな
退職を伝えた瞬間に人格否定等の罵詈雑言を浴びせられることもあります。
普段良好な関係を築いていても、態度が豹変する可能性もあるので注意しましょう。
周囲が円満退職できたからといって、あなたも円満退職できるとは限りません
最終出社日に誓約書を書かされることがある
退職時に誓約書を書かされることがあります。
- 競合他社へ転職しない
- 退職後も守秘義務は継続する
- 誓約書に書かれている内容を破った場合、損害賠償に応じると記載されている
労働者側からすると何のメリットもありません。
これらは企業側は強要できないため、断固として拒否しましょう。もしくは一度預からせてほしいと言って持ち帰りましょう。



サインを拒否した場合「退職を認めない」と言ってくる場合もあります。
当然ながらサインをしなければ退職できないという法律はありません。
誓約書にサインをしてしまうと、同意期間が経つまでは今の会社の呪縛から完全に逃れられないと思いましょう
辞めた後も連絡してくる可能性がある
上司や引き継いだ担当者から辞めた後も連絡が来るケースは多いです。
- 引き継ぎしていない案件の連絡
- 引き継いだ案件の詳細を聞いてくる
いくらあなたの引き継ぎ書に抜け漏れがあったとしても、これらに応じる義務はありません。



抜け漏れない引継ぎ書を作成しても、引継ぎ書を見るのが面倒だからという理由で連絡してくる場合もあります。
前職の連絡先は全て拒否しておきましょう。
1度対応してしまったら、あと100回は連絡が来ると思いましょう
退職報告をしても辞められない場合の対処方法


勇気を出して退職を伝えたのに、拒否してくるケースもあります。



本来会社側に拒否権はありません
退職しても辞められないケース
- 上司から強い引き止めにあった
- 退職の話を全く聞き入れてもらえなかった
- 損害賠償請求すると脅された
こうなってしまうと自分の力で円満退職はほぼ不可能です。
ここまで来たら退職代行を利用するのが1番です。
退職代行とは:あなたの代わりに退職意思を伝えてくれるサービス
費用はかかりますけど、ほぼ確実に会社を辞めることができます。
面談不要で即日対応してくれる
退職代行についてもっと詳しく知りたい方は【ブラック企業勤め必見】退職代行とは?安心して会社を辞める方法を伝授を読んでください。
「ブラック企業勤め必見!辞められない会社の退職方法と拒否された時の対策」まとめ


ブラック企業は入るのは簡単ですけど、抜けるのが難しいです。
退職報告で揉めそうであれば、周囲へ相談してみましょう。
- 社外の友人や家族に相談してみる
- 周りの退職経験のある方に退職方法を聞いてみる
- 周囲に話せる人がいない場合は退職代行サービスや労働基準監督署へ相談する
退職代行サービスの多くは初回無料相談できるので、相談してから利用を考えてもOKです。



退職報告は選択肢を間違えると、退職後もトラブルが起きるケースがあります。よく考えて行動しましょう。
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【厳選】ブラック企業勤めにおすすめの退職代行サービス5選。この中から選べば間違い無いです